理事長のご挨拶 MESSAGE

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萩平 勉

IFIは21世紀のファッション産業のリーダーとなる人材を育てます

 わが国のファッション産業は、国内に世界有数の巨大市場を持ち、生産面では高品質のテキスタイルやアパレルを生産する優れた技術を有し、創造面では世界的に高い評価を受けているデザイナーが多数存在するなど、潜在的競争力を持った産業です。
 しかし近年、中国を始めとする近隣諸国からの高水準の繊維製品輸入の恒常化、さらには、欧米の有名ブランドの日本市場への凄まじい進出など、わが国ファッション産業は厳しい環境に立たされております。

 いまここで、内在する課題を抽出して弱点を克服し、強い競争力を持つ分野を見直して構造改革を図れば、強力な国際競争力をもち、かつ持続性のある産業へと飛躍することは決して夢ではありません。そのためには、構造改革への本格的な取り組み、技術開発の推進、輸出の振興などと共に、これらの課題を推進する人材の育成が重要な課題となってきます。

 一般財団法人ファッション産業人材育成機構(略称IFI)は、この産業の中核となる人材の育成を目指して、通商産業省(現経済産業省)、東京都、墨田区などの支援をもとに、ファッション産業界の総意によって、1992年2月に設立されました。本財団の事業は教育・研修事業を核として調査研究、情報発信、 啓蒙活動など多岐にわたっておりますが、とりわけ重要な事業は「IFIビジネス・スクール」における教育事業です。
 「IFIビジネス・スクール」は、1998年4月に正式開校いたしました。マスター・コース、プロフェッショナル・コース、マネジメント・コース、エグゼクティブ・コースの基幹コースを中心に様々なテーマによる特別プログラムを持ち、これまでに多数の修了生を業界に送り出しております。2000年4月には、「IFI総合研究所」を設立し、教育と研究を両輪として人材育成活動を本格的に展開する態勢が整いました。

  人材育成や研究事業は、一朝一夕になし得るものではありませんし、年々変化する産業環境に適応するよう、常に革新を続けていかなければなりません。皆様方のご期待に応えて、わが国ファッション産業の次世代を担う人材育成のために、関係者一同努力をいたす所存でございます。この財団が、ファッション産業の発展を担う人材を育成していくために、何卒、深いご理解と温かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

IFI理事長 萩平 勉