いち早くトレンド情報を収集・予測し、服を作る元となる「生地」を、テキスタイルメーカーや繊維商社が企画・提案します。テキスタイルメーカーが企画した生地をもとに、アパレルメーカーが服を作るため、流行の源流を創り出す仕事とも言えます。
ターゲット、市場ニーズ、トレンド、シーズンごとのコンセプト、売れ筋、販売計画などをもとに、商品のデザインを考えます。使用する生地、縫い方、ボタンやファスナーなどの付属品まで細かく決定します。ディレクターやMDが、生地の調達などデザイン段階から関わる場合もあります。
デザインが決定したら、商品のサンプルを作成し、メーカーの展示会や合同展に出展します。 百貨店や小売店のバイヤーは、展示会でサンプルを見て、カラーやサイズごとに発注量を決め、発注(オーダー)します。
メーカーの場合、展示会で受注したオーダー数に応じて工場に発注。小売店の場合は、売上データの分析をもとに、メーカーに商品を発注します。 裁断・縫製・加工・仕上げ・検品など、いくつもの工程を経て、洋服が完成します。
様々な工程を経て完成した商品は、百貨店や専門店、GMS、セレクトショップなど、様々な形態で販売され、お客様の手元に届きます。お客様が商品を見やすい・買いやすいようにする導線作りや、商品の魅力をわかりやすく伝えられるような陳列・POP、販売員の接客スキルなどが大事になってきます。